素晴らしき旅・毎日が新発見 !!!

これまでマレーシア、インド、ラオス、カンボジア、中国に仕事で20年近く滞在しました。その間にタイ、ベトナム、インドネシア、モルディブ、シンガポールなども訪問しました。それらの国々で体験したり感動したりした素晴らしいことや珍しいことを皆様にご紹介させていただきます。

旅の記憶(中国)⑥人々1

 

すくすく育て !!!(中国・大連)

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「わあっ、いいなあ!」と思わず拍手をしそうになった光景だ。


一生懸命にロケットを模した壁をよじ登る男の子。男の子の身体に結んだ安全のためのロープをしっかり握っているお父さんと笑顔で我が子を見つめているお母さん。


子供にテレビゲームや携帯電話などいろいろな物を買い与えるのが悪いとは言わないが、子供はもっと自由に駆け回って遊ぶのが本来の姿ではないだろうか。自分も子供のころ、高い木に登って蝉を捕ったり、空き地を駆け回ったりしたものだ。それで、怪我したなら、それはそれでいいではないか。何が危ないか身体で覚えるのだから。

 

この男の子を見て、現代社会でちょっと忘れ去られている子供の教育の大切な点を改めて実感させられた。


三人の恰好(かっこう)から判断して、お金持ちの家族のようには見えなかった。でも、素朴な幸せが溢れていた。国慶節の前日の星海公園、出かけてよかった。 

(撮影日:2007年9月30日)

 

ピッカピカの男の子(中国・大連)

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一つ前で紹介した男の子とは対照的な男の子。身につけている物は服も靴もリュックサックもピッカピカ、そして、カラフル。乗っているのは電気スクーター。


同じ日の同じ場所(国慶節の前日の星海公園)、そしてほとんど同時刻。人の幸せって何なんでしょう?

(撮影日:2007年9月30日)

元気な掛け声(中国・大連)

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元気な掛け声と足音が横から近づいてきた。
振り向いてカメラを向けたら、輝く瞳があっという間に目の前を通り過ぎていった。


大連市口腔医院の隣の小学校の校庭、鮮やかなグランドの色が子供たちを元気づけている
(撮影日:2007年12月5日)

毛皮売り(中国・大連)

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長江路の大連駅近くで大連でも大変珍しい商売の人を見かけた。毛皮売りである。
多分、中国奥地から出てきたのであろう。


中国の人は見知らぬ他人に写真を撮られるのをあまり好まないのを知っているので、正面から写させてくれとは頼めなかった。
(撮影日:2007年12月6日、初雪が降った日の午後) 

床屋のお兄さん(中国・大連)

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一ヶ月に一度、家の近所の床屋に行く。場所は人民路と長江路の間の路地にある。散髪がすんだ後で「店内の写真を撮っていいか。」と聞いたら、二つ返事でいいという答えが返ってきた。


どういう風に撮ろうかと構図を考えていたら、このお兄さんが店の真ん中に立って、カメラのほうに笑顔を向けたので、ちょっと焦ってしまった。どうしてかというと、中国人は見ず知らずの人に写真を写されるのをとても嫌がるというのを今までの経験で知っていたからだ。先日の焼き芋屋のおばさんもそうだった。このお兄さんは例外中の例外だろう。

 
ただ店内の様子を撮るつもりだったのだが、お兄さんが加わってくれたおかげで、一味違ういい写真になった。大連に来て以来、一年半以上になるが、床屋はここしか行っていない。だから、写させてくれたのかもしれない。

(撮影日:2007年10月6日)

朝陽を浴びる校庭(中国・大連)

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鞍山路の興工小学校の校庭。
三日ぶりの朝陽の下、子供達の笑顔が並ぶ。
朝礼の時間だろうか、体育の授業だろうか。
色とりどりの服を着た子供達が並んでいる。
どの子も厚着をしているところが北国を感じさせる。
(撮影日:2007年12月12 日、午前10時ごろ)

めんこ(中国・大連)

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休みの日にはよく天津街の露店に野菜や果物を買いに行く。この日はたくさんある露店と露店の間の狭い場所で遊んでいる子供達に出くわした。


何をしているのかと覗いたら、「めんこ」だった。小学生だった頃、母の田舎の湯河原で夏休みにさんざん「めんこ」をやったことを思い出した。自分も菓子箱がいっぱいになるほど持っていた。当時の「めんこ」はほとんどが長方形で丸いのはなかったような記憶がある。この子達のはすべて円形である。


「めんこ」の柄は人気があるアニメーションのキャラクターらしいが、これは自分が子供の頃と同じだ。当時はテレビのアニメーションではなくてマンガ雑誌で人気がある主人公達だった。よく使い込んだので、どれもぼろぼろだったが、宝物だった。勝負強いめんこは特に大事にしていた。


頼んだら、自慢そうに地面に並べてくれた。言葉が通じない外国人の大人なのに、中国語でどんどん話しかけてきた。

 

自分が写っている写真を覗いて、嬉しそうに笑った。暫らく見かけなかった笑顔だ。塾通いに時間を費やしている日本の子供達のことが思い浮かんだ。

(撮影日:2007年9月16日) 

大連市沙河口区興工小学校の昼下がり(中国・大連)

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中国の小学校ではお昼ごはんを食べに家に帰る子供もいる。これは午後一時過ぎ、その子供達を小学校へ送ってきた父兄が校門から我が子を見守っている図である。

聞くところによると両親よりもおじいちゃん、おばあちゃんが送り迎えをするほうが多いらしい。朝登校するときと午後下校するときも付き添うそうだから、おじいちゃん、おばあちゃんは家と小学校の間を一日に3往復することになる。中国の老人が元気な理由の一つはこれかもしれない。


中国は一人っ子政策の国である。だから子供が大事にされる。両親、祖父、祖母が大切に扱かいすぎたら、かえって子供をだめにしてしまうのではないかと、他人ごとながらちょっと心配になる。

(撮影日:2007年9月14日)

中山広場の健康体操?(中国・大連)

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夕方、陽が落ちて涼しくなるとどこからともなく人々が集まってくる。その中の一人が自転車に大きいラジカセと自動車用バッテリーを積んでやってくると、この体操?が始まる。


年齢層は若い人からお年寄りまで、女性もいれば男性もいる。人数は圧倒的に女性のほうが多い。規則正しく等間隔に並んで、ステップを踏んでいる。見ているとだれでも自由に参加していいらしい。

 

この踊り、ゆったりした曲が多いので、簡単そうに見えるが、なかなか難しい。列の後ろについてやってみたが、うまくできなかった。


ちょっと暖かくなり始めた頃から、肌寒い風が吹き始める10月頃まで続く。


広場の別の片隅では、民族楽器を奏でる一団の周りに人垣ができている。哀愁を帯びた笛の音と弦楽器の旋律がなんともいえない異国情緒を醸し出す。石に座って聞いていると時間が経つのを忘れてしまう。

 

天気がいい休みの日の夕方は散歩がてらできるだけ中山広場へ行くようにしている。


この写真の後ろのほうに写っているライトアップされた建物は中国銀行遼寧省分行(旧横浜正金銀行大連支店)である。 

(撮影日:2006年7月18日)

午睡(中国・大連)

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何も言うことはありません。

見ているこちらまでいい気分にさせられる本当に幸せそうな眠りでした。

秋らしさが感じられる、実に気持ちがいい日曜日の午後でした。

天津街での一こまです。 

(撮影日:2007年9月16日)

中国将棋(中国・大連)

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大連の街を歩いていて一番多く見かけるのが、路上でトランプに熱中している人々だ。二番目が中国将棋に興じている人々、そして三番目が麻雀を楽しんでいる人々だ。


これはその中国将棋をしている風景だ。ごらんのように中国将棋の駒は丸い形をしていてかなり大きい。ふつうの月餅ぐらいの大きさだ。聞くところによると、捕獲した相手の駒を自分の駒としては使わないそうだ。これは日本の将棋と大きく異なる。


日本の縁台将棋と同じで、周りの野次馬がうるさく口を出して、ああでもない、こうでもないと講釈をしている。

 
この写真を撮ったのは昼休みの時間だった。だが、大連では時間に関係なく、いつでも路上でトランプや中国将棋をしている人々を見かける。

 

先日、午後みやげ物店に行ったら、丁度トランプをやっているときだった。「自分で自由に品物を選べ」とジェスチャーで指図された。品物の値段を聞いたら「うるさいなあ!」という顔をされてしまった。トランプは延々と続いていた。 

(撮影日:2007年9月14日)