旅の記憶(中国)⑭日々の暮らし6
- 我愛中華(中国・大連)
- 中国のCD(中国・大連)
- 頭上注意 !!!(中国・大連)
- ちょっと洒落た道案内(中国・大連)
- 黄色い絨毯(じゅうたん)(中国・大連)
- 大連人は塑像好き(中国・大連)
- こんな広告もいいの?(中国・大連)
- 雑貨屋の猫(中国・大連)
- 春節前夜の花火(中国・大連)
- 北国の知恵(中国・大連)
我愛中華(中国・大連)
これはちょっと硬いスポンジでできたパズルである。縦24センチ、横29センチ、厚さ6ミリである。大分前に二七広場近くの港湾市場で買った。5元(約80円)だった。
あとで見つけた2元ショップでは2元(約32円)だった。地の色は朱色だけでなく、黄色、黄緑など何色かある。
中国では子供達が自分の国の省の名前と場所を覚えるために使うのだろうが、外国人にもとても役に立つ。
パズルをする時間がないので今まではテーブルの上に飾っておくだけだったが、ブログでみなさんに紹介したのだから、これからは真面目に(?)に取り組もうと思っている。
ところで、中国には「省」が一体いくつあるかご存知ですか?
(撮影日:2007年10月6日)
中国のCD(中国・大連)
画面下の「流行二胡大全」はCD3枚組、全52曲で、15.8元(約250円)。上の“Good Woman Love Song”も同じくCD3枚組、全54曲で、同じく15.8元(約250円)である。
これは海賊版ではなく、Carrefour(家乐福 jia le fu)のCD売り場で堂々と売られている正規の値段である。音質は悪くない。時々、音が飛んでいて聴けない曲もあるが、それはお愛嬌だろう。
問題はCDそのものではなくて、プラスチックのケースのほうである。運び方が悪いのか、陳列するときにぶつけるのかよく分からないが、割れているだけでなく、壊れている頻度が極めて高い。
中国語ができないので、「買った時点で壊れていたのだから、取り替えてくれ」と説明ができない。だから、壊れていても我慢するしかない。
それはさておき、「日本のCDは本当に高いなあ!」とつくづく感じる。
(撮影日:2007年10月6日)
頭上注意 !!!(中国・大連)
これは大連駅のすぐ近くのビルの建設現場の朝の様子である。今日の工事はまだ始まっていない。これを見て皆さんは何か変だと思いませんか。
上のほうにあるクレーンのある位置に注目!!! なんと全体が道路にはみ出しているんです。今は作業開始前ですから、一晩中この位置にあったことになります。
日本ではまず絶対に見ることができない光景です。もし、何かの拍子で落ちてきたら怪我人、いや死者が出ることは間違いないでしょう。このクレーンははみ出している角度が30度ぐらいですが、場所によっては道に直角に突き出たまま一晩中停止しているクレーンも見かけます。
安全に対する考え方が、中国は日本と大分違うなと実感させられます。道を歩くときはとにかく「頭上注意!!!」これが中国で安全に暮らす知恵です。
(撮影日:2007年10月12日)
ちょっと洒落た道案内(中国・大連)
中山広場近くの上海路と天津街が交差したところに天津街地下広場がある。その広場に面して大きな毛皮店がある。まもなく訪れる冬に備えていろいろな毛皮製品がショーウィンドーを飾っている。
その店の前で見つけたのがこの道案内だ。ただの矢印だけでなく、毛皮を着た女性が微笑んでいるところがいい。女性の顔の好き嫌いは別として、このセンスが気に入って思わずシャッターを押してしまった。
(撮影日:2007年10月1日)
黄色い絨毯(じゅうたん)(中国・大連)
一か月ほど日本に一時帰国していて、11月12日(月)に大連に戻ってきた。空港の外に出たときに東京、横浜よりひんやりしたものを感じた。
そして、昨日この冬一番の寒さになった。朝、通勤するときに中山広場を通ったら、銀杏の葉もほとんど散ってしまっていた。
(撮影日:2007年11月15日)
大連人は塑像好き(中国・大連)
大連の人々は「塑像」が好きなようである。
星海広場、東海公園、勝利広場、天津街といったように、いたる所に人間とほとんど同じ大きさの塑像がある。この二つは天津街で見つけた。
(撮影日:2007年8月5日)
こんな広告もいいの?(中国・大連)
大連に来て驚いたことの一つが「映像表現の自由」だ。ごらんのような広告が堂々と掲示されている。
これは天津街の大きい商場の外壁面にあったものだが、縦の長さが7メートルはあろうかという大きなものだ。高いところにあったから実際はもっと大きいかもしれない。
中国に対する自分の認識不足を感じさせられた。
(撮影日:2006年10月3日)
雑貨屋の猫(中国・大連)
家の近くにある雑貨屋とクラブ“The Hole of the Wall”の間の空間が彼(彼女?)の憩いの場である。
以前はよくここで見かけたが、最近はほとんどいない。猫も寒さには勝てないのだろう。
前を通るたびに雑貨屋の旦那に「お前の家に連れて行っていいよ。」と何度も言われ、断るのに苦労した。しかし、今は本人(?)がいないので何も言われない。
(撮影日:2007年8月9日)
春節前夜の花火(中国・大連)
今年(2007年)の2月に初めて中国の春節を体験した。
大晦日(2月17日)の午後11時55分ごろから市内のいろいろな場所で打ち上げ花火の音が盛大に響き始めた。
これはその時の香格里拉大飯店(Shangri-la Hotel)の前の人民路の様子である。道路に打ち上げ花火を一列に並べて、次々に火をつけていった。
これを見てから、近所の様子を見にいったが、どこも花火の煙がもうもうとしていた。花火の傍らでは市の清掃局の人たちが大量の花火のくずをかき集めていた。
「一晩中鳴り響くから、寝られないよ。」と事前に聞いていたが、実際は1時間ぐらいで終ってしまい、その晩はよく眠ることができた。
(撮影日:2007年2月17日)
北国の知恵(中国・大連)
私は東京生まれの東京育ちなので、日本の北国の本当の寒さを知らない。また、そのような土地の寒さ対策についても詳しくない。
だから去年、大連ではじめて冬を迎えたとき、ごらんのような店の入り口を見て、とても驚いた。
深緑色をしている部分はオーバーでも作れそうなほど厚い生地でできている。これのおかげで、外の冷たい空気が中に入らないし、中の暖かい空気が外に逃げ出さない。
出入りするときはこれを脇にどけるのだが、これがとても重い。慣れるまでは苦労した。
左側にちょっと見えるのは厚さが3~4ミリほどのビニールだ。ビニールといってもとても硬くて、曲げられない。これは夏の暑いときに商場(デパートのようなもの)やスーパーマーケットの入り口に吊り下げられていた。
目的は同じで、中の冷気を逃がさないのと暑い外気を入れないようにするためだ。前の人が手を離したのが戻ってきて顔に当たったときはちょっと痛い思いをした。
(撮影日:2007年11月20日)