旅の記憶・ラオス⑧メコン河1
- ついにラオスの土を踏む(ラオス・ビエンチャン)
- メコン河の色(ラオス・ビエンチャン)
- “Lane Xang Cruise”・クルーズ船(ラオス・ビエンチャン)
- “Lang Xane Cruise”・クルーズ船 その2(ラオス・ビエンチャン)
- 陽はメコンに沈む(ラオス・ビエンチャン)
- メコン河の護岸工事(ラオス・ビエンチャン)
- メコン河の流れが止まる(?)地点(ラオス・ビエンチャン)
- ブッダパークから見たメコン河とタイ(ラオス・ビエンチャン)
- メコンの夕焼け(ラオス・ビエンチャン)
- メコンの河底が見えた(ラオス・ビエンチャン)
- メコンの夕陽・“冬至”の日の入り(ラオス・ビエンチャン)
- メコンの夕陽・2010年12月31日(ラオス・ビエンチャン)
ついにラオスの土を踏む(ラオス・ビエンチャン)
学生時代からインドシナの地域にある国々、タイ、ベトナム、カンボジア、そしてラオスに関心があった。いつか長期間滞在してみたいものだと願っていた。
タイへは数回、ベトナムへは一度行ったことがある。
2000年頃タイのチャンマイへ旅行した時、もっと北にあるチェンライの街へ足を伸ばした。そこでタイ、ラオス、ミャンマーにまたがる「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれている地域を訪れるツアーに参加した。
タイとラオスの国境にある検問の前まで行った。こちらを拒絶するかのように扉が厳重に閉まっていた。国境となっているメコン河を下るボートに乗り、ラオスの国土を眺めた。対岸を形作っている赤土の色と川岸で洗濯をしている僧侶の僧衣のオレンジ色が強烈に目に焼きついた。
あれから約10年、ついに仕事でラオスに来ることができた。
今こうして、ビエンチャンの街からメコン河の向こうにあるタイの国土を眺めている。あの時と河の反対側に立っているのだ。10年後にこの瞬間が来るとは全く想像もしていなかった。
(撮影日:2010年8月10日)
メコン河の色(ラオス・ビエンチャン)
ビエンチャンへ来てラオス側から初めてメコン河を見た時、あまりにも濃い茶色なので驚いた。
以前、もっと上流の「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれる地域でタイ側から眺めた時の記憶があまりないのだが、こんな色ではなかったような気がする。
ラオスの岸辺の赤土がどんどん溶けだしているのがよくわかる。
(撮影日:2010年8月22日)
“Lane Xang Cruise”・クルーズ船(ラオス・ビエンチャン)
メコン河に一隻の大型ボートが停泊(?)していた。
船名は“Lane Xang Cruise”、王国の名をとったこのボートは今も就航しているのだろうか。
(撮影日:2010年8月22 日)
“Lang Xane Cruise”・クルーズ船 その2(ラオス・ビエンチャン)
昨年(2010年)8月にビエンチャンに来たばかりの頃、メコン河の岸に停泊していたこの船を見かけた。
河の水位が減ってから、どこかへ行ってしまっていたが、再び戻ってきた。
レストランになっているようだが、この日は客はたった一組しかいなかった。
(撮影日:2011年10月9日)
陽はメコンに沈む(ラオス・ビエンチャン)
一日中、雨が降らず、久しぶりに暑かった。
時刻は午後6時9分過ぎ、
夕陽がメコン河のかなたに沈んでいく。
(撮影日:2010年9月3日)
メコン河の護岸工事(ラオス・ビエンチャン)
上流方面を望む。左に見えているのはタイ側の岸辺
午後6時過ぎ、おしゃべりをしながらのんびりと仕事をしている
2,3年前、メコン河が氾濫して、ビエンチャンの街が浸水したことがあるそうだ。
メコン河の上流は中国を流れているが、その中国がダムを造った。 河の水位は勿論降雨量に一番影響を受けるが、 中国にあるダムの開閉によっても水位が変化するそうだ。
水害から街を護るためにこうして護岸工事が行われている。
ビエンチャンに来る前に得た情報では、 この河岸にある露天のレストランで “Beer Lao” を飲みながらメコン河に沈む夕陽を眺めるのが風情があるとのことだったが、 護岸工事のためにレストランはすべて撤去されている。
(撮影日:2010年9月3日)
メコン河の流れが止まる(?)地点(ラオス・ビエンチャン)
上流方面を望む
下流方面を望む
ビエンチャンの中心部から数キロ東へいった所でメコン河が大きく右へ湾曲している。
ゆっくり流れているメコン河がそこではさらに緩やかになっている。
撮影時刻は午後6時20分過ぎ、写真上、画面右側の白い建物は14階建ての“Don Chan Palace Hotel”であるが、それが物凄く小さく感じられるほど川幅が広い。
(撮影日:2010年9月15日)
ブッダパークから見たメコン河とタイ(ラオス・ビエンチャン)
ビエンチャンの街の中心から車で東へ40分ほど行った所にブッダパークがある。
この日は小雨模様だったが、せっかくの休日だったので行ってみた。
公園の一番奥のメコン河に面した場所に食事ができる休憩所があった。
そこからタイ方面を眺めた様子であるが、河の向こう側がタイである。
(撮影日:2010年9月14日)
メコンの夕焼け(ラオス・ビエンチャン)
久しぶりにメコン河へ行って夕焼けを眺めた。
ビエンチャンにはいろいろ名所があるが、この夕焼けが最高だ。
(撮影日:2010年9月28日)
メコンの河底が見えた(ラオス・ビエンチャン)
このところ2週間ぐらいほとんど雨が降っていない。
10月24日のボートレースの時も一部で河の底が見えていたが、この日はそれが更に広がっていた。
大河メコン河であるが、こうしてみるとこのあたりではそんなに深くないことがよくわかる。対岸のタイまで歩いて行けそうな気になる。
(撮影日:2010年11月4日)
メコンの夕陽・“冬至”の日の入り(ラオス・ビエンチャン)
今日は冬至、
北半球では一年のうちで太陽がもっとも南寄りに沈む日だ。
メコン河ではどういう景色になるのだろうと思い、帰宅後、急いで河岸へ行った。
夏の頃には、夕陽はちょうどタイとラオスの間を流れるメコン河の彼方に消えていくようで、まさに“陽はメコンに沈む”であった。
しかし、冬至の今日は“陽はタイの街並みの彼方に消えていった。
(撮影日:2010年12月22日、17時36分)
メコンの夕陽・2010年12月31日(ラオス・ビエンチャン)
孤舟
獲物を手に家路につく漁師
陽が落ちる場所が12月22日の冬至の日よりちょっと西に寄ったのがわかる。
そして、メコン河の水位はさらに下がっているようだ。
それでは 皆さま よいお年をお迎えください
(撮影日:2010年12月31日、17時35分~18時03分)